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高遠琉加さんの『甘い運命』を読んだ。
ナルナルこと『成澤准教授の最後の恋』に続き、『愛と混乱のレストラン』スピンオフ作品とはいえ、そうそう好調が続くかと期待値を上げてなかった。しかし読後数日経っても余韻が消えず、再読。
どうやら本当に高遠さんは“波にノった”ようだ。

主人公・一(イチ)の生い立ちと“事件”を起こした顛末が描かれた序盤、その後、元担任の湯原に赤ん坊(海ちゃん)との共同生活へ引き込まれ彼らとの生活に癒されていき、やがてはその甘い感情に苦しんで……、そうした展開にもおかしなツッコミを入れることなく素直に読み進めた。
しかもBLでは(滅多に)泣かない私が読書中、そこここでメソメソする有り様。泣いたことが無いわけじゃないけど、こんなにも“あちこちでメソメソ”は初めてじゃなかろうか。
子供効果か?とも考えたが子供を使うというのは飛び道具みたいなもので強力なのは確かだが、使えば百発百中で当たるというものではない。やはり一と湯原と海ちゃんの話が渾然一体となって分かち難いからこそ物凄く効いているのだと思う。
BLとしては珍しいラストがまたいい。幸せなのにじんわり涙ぐんでしまった。

さて、高遠さんのことを波に乗ったと形容したが、それって実はとてもコワイことだと思う。永遠に続く波なんて存在しないからだ。
別の言い方をすると
 <いい感じの作家だが「これぞ!」という作品が無かった → 大当たりキたー!>
という状態であり、その後
 ① → <生み出す作品に(ほぼ)ハズレ無し>
 ② → <アタリが数作しか続かなかった>
①、②のどちらとなるか、分からない時期といえる。
願うのはもちろん①、波に乗ってるなどという一時的なものではなく「化けた」と明言できる作家さんになって欲しい!以前の原生林みたいな作品も好きでマニア心としてはひっそり愛でていきたい気持ちもあるが、せっかく多くの方の目に留まり作品を評価されるようになったからにはその力量を確かなものにして欲しいのだ。
大当たりを取った後の作家さんに対しては期待値も高まりファンの目も厳しくなりますが、ヘンに固まらず尚且つ妥協せず書き続けてくださることを願ってます。
あ、何だかファンレターみたいになっちゃった(赤面)。

それにしても、一はなかなかのお買い得物件である。
いざとなると実行力もあるし何せ若いので体力もありそう。おまけに料理もデザートも出来るよ!
これは「攻」としてかなりポイントが高いのではなかろうか。
何よりね、一途で誠実!相手に対して手を抜かないよ、こういう人は。
ってことは湯原が着実に開発されていくだろうことは想像に難くない(ソッチかーい!)。
そのうちフェロモンだだ漏れ状態になって同僚や生徒を悩ますことになりはしないかと余計な心配をしてしまう(飛躍し過ぎ?)。
まあ、その時はきっと一がしっかり対策を練って、がっちりガードすることでしょう。
お幸せに!(笑)


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ケチなので、雑誌やアンソロは買わない(基本的に)――と公言していたが『オオカミの血族』の為に購読して以来、『麗人』と『麗人Bravo!』は継続して購入している。
執筆陣にお気に入りの作家が複数いることもポイントだが、吉池マスコさんのように読んでみなくては魅力が分からない作家さんもいるので、しばらく定点観測しようかと。

で、今更ですが秋の『Bravo!』。
井上佐藤さん、深井結己さん、吉池マスコさん、山田ユギさんは安心の面白さ。
特に吉池さんのお父さん話はえろが無くともオヤジ好きには堪らないお父さんの可愛らしさにヤられた。 日頃はデキる部下くんに しおらしくせまられてドギマギし脳内オレ会議も紛糾してフリーズ状態、には思わず笑ってしまった。 これ、続きはあるんですかね? あるとしたらアッサリくっついちゃうことなく、行ったり来たりしてジラジラ焦らしまくって欲しいなあ。 だって、うろたえる様が可愛いんだよ、お父さんは!
神楽坂はん子さんは個人的にとても好きな作家さんなのだが今回は少々もの足りなかったのが残念。 芸人ネタならエピソードに もうちょっとパンチが欲しい気がする。
今号で「おっ!」と思わされたのは猫田リコさんの『おっさんとデエト』。
これは、場末のスナックでボーイのアルバイトをしている共立くんと、「狡くて/情けなくて小心者で/何よりも平凡で普通の男」である“おっさん”の話。
このおっさんの、“どこにでもいる普通のオヤジ”ぶりが共立くんを通して淡々と語られるのだが、それが本当にもう「いるいるいる!そうそうそうそう!!」と言いたくなるくらい徹底した“しょっぱさ”に満ちているのだ。 いわゆる、悪いヤツではないが……というやつですね。
そんなしょっぱい男と分かっていて、「おっさんの優越感を満たすだけの存在」であることに満足しているのだ「本気を求める方が間違っている」のだ、と自分に言い聞かせている共立くんが切ない。
もちろんBLのお作法通りのハッピーエンディングにして、『麗人』ブランドお約束のえっちも有りーの、の甘目の締め方。 いや、猫田さん流の、というべきかな? だって辛ーい締め方だったらプチ・コノハラになっちゃうもんね。
春号が小冊子付きでお腹いっぱい仕様だったのに比べると軽かったけど、それなりに楽しめました。

いやいやいやいや、待て待て待て待て!!
内田カヲルさんの髭オヤジ受を失念しちゃマズイだろ!
まさかの前号からの続き~派遣先のお客に謝りに行ったDりへるのマネージャーが「お前が女の子の代わりを務めろ」と喰われちゃう~を読めるとは、はあ~、ビックリ!
お相手はイマドキのイケメンくんでラブレス(!)に攻めまくるは、髭も体毛もボーボーのマネ氏の方が純情な反応をするは(でもお尻は開発済み/笑)で、オソロしい話だなあと思っていたのだ。 何しろ私は最近の『麗人』で内田さんを読み始めたので、この方の“ゴツい男・受”を知らなかったのです。
この(反応と体格に)“格差ある”カップルのズレの可笑しさと、ガッツリ肉弾戦のえろには、お腹というより胸がいっぱいになる感じ。 濃厚民族を自称する私だが、さすがにトシ、なのでしょうか?
それにしても内田さんの肉体表現というか描写はスゴイですね。
特にマネ氏の、若くはない脂も乗って毛もボーボーの身体に“重み”が感じられるのは素晴らしい。 最近のCMで某格闘家が必死で腰を振っているのを見るたびに「うむ、これこれ、コレよ…!」と脳内で映像が二重映しになります。
そうだよ、どんなオヤジだって喘ぐ権利はあるんだー!と発想がおかしな方向へ跳ぶのはお許しあれ。
もう骨の髄まで腐ってるので手遅れなんです、色々と。とほほほ……


こんにちはー!各地の無人島をご紹介・案内する「無人島バンザイ!」の時間です。
今日ご紹介する無人島は東京からトータル一時間ちょっとで行ける手頃な大自然、碧海島です。
この島の持ち主は、婚活のための自己啓発セミナーやフィットネスクラブなど様々な事業を手懸けている某有名企業のオーナーさんなんですよー。 オーナーさんは恋人と無人島ごっこがしたい!という一念でこの島を購入されたそうです。 お金持ちのやることはスケールが大きいですねー。 碧海島という名前も恋人のお名前だそうで、元は形から亀島という名称だったのを、オーナーさんが購入を契機に変えてしまったそうです。 ホントにもう金持ちのやることはゴーマンかましてますねー。
(…えっ、なに?今の最後のコメ拙い?カット?「…変えてしまったそうです」のあとからね?OK)
本当にスゴイですね!(←棒読み)
では現在、この島を管理し、様々な無人島滞在ツアーを企画・運営されている日野千央さんにご案内していただきましょう。 日野さんよろしくお願いします……。      <USO TV.の人気番組より抜粋>



小林典雅『嘘と誤解は恋のせい』
  やっぱもう無人島だな!無人島でしょう!?
  「何のこっちゃ!?」というアナタ、及び

  浜辺で「あははーうふふー捕まえてごらん」とか波打ち際でヌー
  ディストビーチ状態とか海の中で絡み合ったり、山の頂上から
  「君が好きだーすきだーすきだー」とか山びこ風に叫んでみたり、
  草むらや青空の下であれやこれやできる
 (太字:管理人)

  という“オトコの夢”を覗いてみたいアナタは今すぐ この本を読む
  べし!
  本作はそんな夢みる男女の願望を、コメディBLに仕立てたも
  のである(…ホンマかいな)。


    『嘘と誤解は恋のせい』  小林典雅 / ill.小椋ムク (白泉社・花丸文庫)

【あらすじ】
嵯峨結哉(サガ・ユイヤ)はマンションのお隣さんに片想いしている超内気な大学生。
或る日、それを見かねた中学・高校時代の先輩・六車騎一(ムグルマ・キイチ)がとんでもないアイデアを持ち掛けてきた。 偽のアンケートで近付くきっかけを作り、尚且つ親しくなるための手立てを回答内容から探ろうというのだ。 騙すことなど出来ないと抵抗する結哉だが誘惑には抗えず、お隣のサラリーマン・和久井仁(ワクイ・ジン)にアンケートの協力を願い出る。 しかしそのアンケートの質問は、訊くのも恥ずかしくなるようなものばかりだった……。       (「シャレード」07/5月号掲載作に加筆した表題作および、書き下ろしの『ラヴァーズ・ブートキャンプ』の二編収録)

小動物系と表現されるようなオドオドビクビクしている結哉から訊かれるトンデモ・アンケートの質問に、心中では様々なツッコミを入れながらも丁寧に答えていく和久井。
その誠実そうな受け答えに更に恋心を募らせる結哉。
トンデモ・アンケートを作成し、和久井の回答から彼の人となりや好みを独断で分析していくキイチ。
彼らの会話やアンケートの中に細かい仕掛け(ネタ)が満載のうえ、ちょっとした言い回しや単語の選択に作者のセンスが発揮されていて、声を上げて笑うこともしばしば。
更に書き下ろしでは、この二人の“隠れヘンな人”ぶりやバカップルぶりが露わに。 シャイで思い込みの激しい結哉の迷走や、好きだと自覚した途端、メロメロデレデレへと変貌著しい和久井の“地固め作戦”が暴走しててニマニマさせられました。
面白かったです! オススメ!!


……でも読者はワガママで贅沢なのだった。

8月は積読の解消に努めるはずが、楽な方へ楽な方へと這いずっていく惰弱な精神構造ゆえ近刊のコミックばかりを再読再々読しております。
その時々で何を読むかは少しずつ違いますが柱になっているのは下記の3冊。

 ① 『カンゴク69』 阿仁谷ユイジ (ジュネット)
 ② 『千夜一夜 ―しとねのひめごと』 岡田屋鉄蔵 (リブレ出版)
 ③ 『トラさんと狼さん』 春野アヒル (芳文社)

①、②はロマンスとエロが特濃で切なさも有りーの、と読み応えが有り過ぎる作品。
なので、胃弱の方は涼しくなってから読むか、“胃薬代わり”になる本を用意してから読みましょう。
濃厚民族のクセに、胃が弱い私の胃薬は③です。
この“胃薬”、条件は人によって違うと思いますが、私の場合は

・ ちょっとほのぼのしてる微笑ましい話。
・ 切なさは“ほんのり”くらいなら可。
・ 好きなタイプのキャラ設定であること。
・ しかし、頭の血管が切れるかと思うほど萌え過ぎては いけない。
・ プリティー成分も配合されていると尚良し。

要は、自分にとって口当たりが良くてダメージを受けない“ライトな作品”てことです。
マンガとして上手すぎないのも、この場合はいい(失礼!)。
どっかユルいところがあった方が寛げるという理屈ですね。

ところで今回、“胃薬”の条件となる要素について考えてみて、改めて気付いたことがあります。 それがもう、あきれちゃったというか、笑っちゃったというか。
どんだけ好きなんだ、俺サマ受と丁寧語攻!?
俺サマ受についてはオラオラ系がかっていてもいいし、バリエーションとして女王さま受もいい。 どちらにしても男前受に微妙にツンデレ成分が配されている感じがいいんだよなあ。
そういえば上記の②も大きく括ればこのタイプと言えるかもしれない。 ただ、より複雑な設定になっているんだけどね。

えーっと、せっかくだから作品についても もう一言。

① 収録作のうち、私のお気に入りは『ナイチンゲールは夜に啼く』。
主人公が“デリバリーのお仕事”をしているので、実に様々な設定で“いたして”いてエライことになっている。 えろの特盛りである。 それでいて『生霊シリーズ』(『刺青の男』収録)で見せたファンタジックな表現が、本作では心理描写において遺憾なく発揮されているのが素晴らしい。
表題作は しっかりリバカップルである。
② 筋肉も凄いがえろも凄い! しかも純愛という岡田屋さんにしか描けない繊細で骨太な作品。 作者の希望する10年後の話も是非読みたい。 更なるシルバー話も言わずもがな。 しかしこれ、「GOLD」とはいえ、よくマガビー系が載せたなあ。 絵柄で毛嫌いせずに是非読んでみて欲しい作品。
③ 私はケモミミにもシッポにも萌えはありません! ショタもロリも趣味じゃありません! でも!ちびトラの可愛らしさにはノックアウトさ!ふふっ(涙) 狼さんのツンデレっぷり、過保護っぷりも堪らない上に、スピンオフのワンコさんも正しくワンコ攻!な この一冊。 もってけ、ドロボー!(笑)


お気に入りのカフェがあります。
かなり遠方なので滅多に行くことは出来ませんが、いつ行ってもびっくりするくらい寛げる心地のいいお店です。 初めて行った時からそうでした。 店内はオシャレなんだけど ゆる~いオシャレなので肩肘張ることはなく、何を食べても飲んでも美味しい。 ゆったりした空間でボーっと過ごすひと時は旅の疲れを忘れさせてくれます。
滅多に行けないカフェに替わり、『茅島さん』は私をそんな気持ちにさせてくれる作品です。

  茅島澄人氏は桁外れの資産家にして やんごとないお家柄の若く美しい男性である。
  働かなくとも生活には困らず無為の日々を過ごしている。
  そんな彼が恋をした ――― 『茅島氏の優雅な生活』 全3巻 遠野春日(ルチル文庫

『茅島さん』の不思議な魅力をどう説明したらいいのでしょう。
多くの既読の方は仰います、「茅島氏が可愛い」と。 「庭師がいい」との声もあります。
キャラクターの魅力が大きいことは間違いない。間違いないけど もう一歩踏み込んで考えてみたことを、以下に つらつらと綴ってみます。
  (すみません。長くなったのでタタミます)
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