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『秘書と野獣』 高橋ゆう/芳文社・花音コミックス(2006.11)
『スーツを着た悪魔』 高橋ゆう/芳文社・花音コミックス(2007.8)

【あらすじ】
業界の勝ち組、京栄グループ社長・京島栄一は、仕事も出来るが男女も喰い放題の憎たらしいモテ親父。一方、そんな社長を陰に日向に支え続ける敏腕秘書・戸川秋彦は、実直すぎて恋愛と無縁な超堅物仕事人間。だが秘書は過去たった一度だけ弄ばれた社長のことを忘れられず一途に愛し続けていた……!

『スーツを~』、一足遅れで読みました!
野獣(ケダモノ)だとか、悪魔だとか、はたまた「ひとでなし」シリーズだとか散々な云われようですが、これ全て「社長」京島栄一氏のこと、ですよね?
なんとゆーか、およそ人がイメージする“ゴージャス親父”のツボを外していないキャラです。
ガウン姿でブランデーグラスを持ち(作中ではオールド・ファッション・グラスを使用)葉巻をくゆらす(扉絵のみ)。当然、情事の部屋には冷えたシャンパンが用意(これは有る!)されており、危機一髪の折にはそれまで影も形も無かった黒服・黒眼鏡の部下(ダーティ・ワーク専用か?)が登場する!
作者自ら、魔法の呪文「だって社長だから!」を駆使して徹底的に読者を楽しませようとしてらっしゃるんですよね?気障なくどき文句も「~したまえ」口調もデロ甘なラブシーンもちょっとキチクなせくすも、ぜぇーんぶ「社長だから」いいんです!!楽しいからいいんです!…よね?(笑)

そんな社長も初登場では脇役でした(「麗しき君」/『秘書と野獣』収録)。しかし主役CPを食ってしまう濃過ぎる素敵な言動の数々で読者の支持を集め、次回作でメインに昇格したのは無理もないというか当然というか(笑)。
でも堅物すぎてツンデレに見えてしまう「秘書」秋彦の一途愛もシリーズ化に一役買っているのではないかしらん。とにかく健気!そしてコチラ(読者)は外野だからへらへら笑って楽しんでいるけど、「こんなイケズな親父にどんだけベタ惚れやねん、君ぃ!」と思わず呟いてしまうくらい尽くしまくってます。ここまで全身全霊!って姿は受では珍しい気がします。
(以下ちょっとネタバレ気味)

高橋さんの作品はまだ、このひとでなしシリーズと佐藤三兄弟(8/31付記事)の作品しか読んでいないのですが、読んでいてお芝居のような間とかテンポを感じます。ただ面白おかしいセリフを言わせるだけでなく、キャラ同士のやり取りが何ともおかしい。特に人を食ったような態度の社長と周囲の人間との掛け合いはついついニヤニヤしてしまいます。
またこのシリーズではえろも、作者ご本人が「頑張ってみたりしている」発言をされてらっしゃるように、かなりエスカレートしている話もあります。私的に無いよりはあった方がいいけど、高橋さんの作品では程ほどで、とお願いしておきたいです。それは高橋さんのえろが駄目ということじゃありませんよ!そのくらいキャラ同士の掛け合い漫才セリフのやり取りが楽しい、ということなのです(特に社長ぉー!)。

一方もう一つのCP、英喜(受)とマイロ(攻)。
こちらは一転シリアスです。なぜなら近親ものだから!苦手な方はご注意ください。
英喜は京島社長と別れた妻の間に生まれ、彼女の離婚・再婚に伴ってアメリカで育ちました。マイロは母と再婚相手の海運王との間に生まれた子供で、二人は異父兄弟ということになります。
で、2巻ではそんな二人の関係を社長は知ってしまいます。社長はどんな反応・対応をするか?それは読んでのお楽しみ……。

今まで描かなかった親父キャラを社長で解禁しちゃいましたと仰り、「嫌味なくらい濃くてくどくて暑苦しいオヤジが大好きです。レ○ンを毎号購入していることは秘密です」と1巻あとがきで告白された高橋せんせい。私はそんなせんせいが好きです……


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