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日常雑記  2007.10.26

今朝の新聞を見て、びっくり……
 

内藤 ルネさん(ないとう・るね、本名内藤功=ないとう・いさお、イラストレーター)が24日、心不全で死去、74歳。葬儀は行わず、後日お別れの会を開く。


熱狂的なファンというわけではないが、一時代の華やかで愛らしい作品群を知っている者にとって何がしかの感慨を抱かずにはいられない。高橋真琴さんらとともに少女の夢の具現化に大きな力を発揮された方だと思う。
一度だけ、TV画面越しながら話されてる姿を見たことがある(数分のコメントビデオ「スタジオパーク」06.9.13放送)。その時の印象は強烈で、それまでお名前と作品が結び付くくらいの知識しかなかった私にはちょっとしたカルチャーショック(?)だった。
髪形・ファッションなど一見したところ身ぎれいな普通の高齢者。なのに当日のゲスト・香山リカさんについて聞かれ、話し出した途端、濃厚に漂う「お姉さま」の匂い、そして話し振りがとにかくとてつもなく優しい
どれだけ優しいのか?慈母観音のようというか、聖母のようというか、どこまでも人を許してくれそうな感じ。BLで例えるなら『COLD~』シリーズ(木原音瀬)での、透の全てを受容する藤島あたりを連想する。
こんなんで(失礼!)よく、世知辛い世の中を生きてこられたなーと感嘆していたら、後にその人生が決して平坦ではなかったことを知る(*)。いやもうスゴイひとだ。
記事のタイトルを「乙女のハートを持ったひと」としたが実際の乙女は決して心広く全ての人を許したりしない、むしろ厳しく断罪する。だから正しくは「乙女の感性と菩薩のハートを持ったひと」だと思う。

観たいと思いつつ、修善寺にあるルネさんの美術館にも行けていない。
愛らしいチャームと愛の修羅、そして様々な困難を乗り越えてきた内藤さんの晩年が、平らかな気持ちで過ごされたものであったのならいいな。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


* 『内藤ルネ自伝 すべてを失くして―転落のあとに』 (小学館クリエイティブ発行)
 私が語るにはおこがましい本。関心のある方は是非お読みになってください。



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