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BL関連話  2008.01.26

トンキワ会をご存知ですか?
その実態はおろか存在すらも不明の幻の秘密結社――などと一部でおどろおどろしく噂のみが先走っておりますが、そんな大仰なものではありません。
BL作品における素敵なトンチキ・キワモノ本を見つけたら独りで楽しまず、みんなと楽しみを分かち合うこと。 例えばブログ管理人なら“自分のブログで発表し、良質のトンキワ本の発掘と普及に努めることが使命です”(“ ”内、会長発言より)。
それがトンキワ会こと<トンチキ・キワモノ愛好会>です。
今日もどこかでトンキワ会は地道な活動を続けている、はずです……。

    ~~ 一月某日 ~~  於 : トンキワ会事務局
二通の書状を前にシブイ表情のトンキワ会会長、対するは固い表情である。

辞表

退会届


A 「で、これは何?」
K 「辞表と退会届です」
A 「そんなことは見ればわかるよ。 だから何で?」
K 「“だから”がどこから繋がるのか分かりません」
A 「む、そういうところは流していい。 辞める理由を聞いてるんだよ」
K 「よくありません! 第一、話のどこを流すんですか」
A 「Kくん? 今日の君は何かおかしいよ。 いつものユルい、いや、スチャラカ、いや、へらへら、いやいや、えーとえーと、なごみ系?そう、なごんだ雰囲気が無い!」
K 「何を仰っているんです。 辞めようという人間がへらへらしてるわけないじゃないですか」
A 「それそれ! ヘンだよ、辞めるにしたって余りにも君らしくない。 そういえばここ何日か妙におとなしかったような……。 何かあったのか? 君がここまで思い詰めるような“何か”があった、そうだろ?」
K 「(ビクッ)!」
A 「どのくらい力になれるか分からないけど、私に話してみないか?」
K 「か、かいちょお……、うっ、ぐっ、ぐぐぐ、…… うっ、わぁーーーん!!(号泣)」
A 「あー、よしよし。 泣いてすっきりしたら訳を話してごらん」
K 「も、もうダメなんですぅ~! ダメダメなんですぅ~~ひぃっく、ずずっ」
A 「いや、今更ダメダメって言われてもなあ。 ダメダメに気付いただけでも大変な進歩だよ?」
K 「ち゛、ち゛か゛う゛ん゛て゛す゛ぅ~、ずぴっ!チ~ン! 馬鹿になっちゃったんですう~」
A 「その濁点だらけの喋り方は確かに馬鹿っぽいな。 けど、“なっちゃった”って何?」
K 「分からないんです!お話が全然分からない。 読んでも読んでも何がどうしてそうなるのか、全然まったくサッパリちっとも理解できない!!字は読めるのにお話が読めないんですぅー、私は馬鹿になっちゃったんだーー!!!オーイオイオイ(泣)」
A 「オーイオイオイって、おい(呆然)…… はっ!? いつからだ、いつから分からなくなった?」
K 「ずずっ、い、一週間ほど前からですぅ、新年会でお年玉にいただいたトカゲ本を読んで……」
A 「あ! ああぁ~~……。(恐る恐る)他の本は読んでみたかい?」
K 「とんでもない!会長からいただいた大事な大事なお形見とも思っている本ですよ?そんな二股掛けるようなまねはしません!見損なわないでください~」
A 「勝手に殺すな。 それと大袈裟すぎる。 うーん、多分他の本はちゃんと読めると思うよ」
K 「下手な慰めなんか要りません~。 それともからかっているんですか、私が馬鹿だから! 馬鹿? ば、か………? ! オ゛レ゛馬鹿た゛か゛ら゛~~~!うわーーん!」
A 「ああ、分かった分かった、ゴメンゴメン。 私が悪かったよ。 君がそんなに真剣に読むと思わなかったんだ」
K 「へ?」
A 「君以外の人間が読んでも同じことだと思うよ。 分かるひとの方が少ないんじゃないかなー」
K 「それ、もしかしてトカゲ本のことですか?」
A 「うん」
K 「“会長が”、“わざわざ”、私のために“探してきてくださった”、だけど“ガラパゴスリクイグアナの話じゃなかった”、あ・の・“トカゲ本”?」
A 「しつこいな、そうだよ」
K 「えええーーーっ!どういうことですか!? 私が苦しんだこの一週間は何!?」
A 「だから悪かったって」
K 「ヒドイですぅ! こんな馬鹿じゃトンキワ本を楽しむどころか、会長のお役にも立てないし会の足を引っ張るだけって悩みに悩んだのに~」
A 「ごめんて言ってるのに」
K 「ごめんで済めばケーサツはいらないっ」
A 「……」
K 「じゃあ、じゃあ、“オットとラブラブでぶりぶりの受の母親がいきなり武道の達人になっちゃう”のに驚いて、必死で伏線を捜したのも、全部ムダだったんですか?」
A 「いや~、ムダって言い切っちゃうのはどうかなぁ……」
K 「では!温厚でまともそうな父親が地下に手術室まで持ってるマッドサイエンティストだったり、母の実家が寺で格闘技道場で攻の護衛兼見張りの役目があるってわりに情報管理が全く出来ていない、のも私の読み間違いじゃない?」
A 「うん、多分」
K 「死んで腐ってユーレイとして登場してたキャラが死んでなかったり、さっきまで生きてたはずの“主人公”が死んでるって言われたかと思うと生きてたりしたのは!?」
A 「うーん……」
K 「卵から孵った子供の成長スピードの違いがよく分からなかったのも当然?」
A 「その前に、卵を産むことに疑問は持たないのか!?」
K 「ファンタジーですから(あっさり)」
A 「そ、そんなもんか?」
K 「それから」
A 「まだあるのか!?」
K 「こんなもんで終わるわけがないじゃないですか! 私は一週間悩んだんですよ!?」
A 「も、もしかして……」
K 「一週間分の疑問すべてを聞いてもらいます!」
A 「ひいぃぃーーーーっ!!」
K 「ではテキストの12ページ、いきなり図書室で……」
A 「お願い!もう堪忍してぇーーっ……!!」

トカゲ本





  これが問題の“トカゲ本”
  あえて、表紙の画像のみ(滝汗)


今回、KはA会長のお茶目な思いつきで“トンキワ本”ではなく“トンデモ本”を読まされることとなりました。 しかしこの二つは似て非なるもので、決して同一の取り扱いをしてはいけないのです。 が、困ったことにこの二つは外見では見分けられません。 読了して、はじめてどちらか判定できるのです。
素敵なトンチキ・恐るべきキワモノを見つけるのは貴方自身に他なりません。
さあ、貴方も素晴らしいトンチキ・キワモノワールドに飛び込んでみませんか?
ただいまトンキワ会は新会員を募集中です。
BL作品におけるトンチキ・キワモノの研究・発展振興のため、共に精進しようではありませんか!
お申し込み方法は簡単です。 貴方の脳内電波ポストより事務局宛にハガキを投函するだけ!
ねっ、カンタンでしょ? 今なら新規お申し込み特典としてA会長の“感謝の念”が貴方に!!
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 【 この記事はフィクションです。 実在する人物および団体等とはいっさい関係ございません。】



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