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 【リーチ】 …… R18の小鉄球遊技において、揃いの図柄による大当たり一歩手前の状態のこと
          (麻雀から由来)。 更に転じて、ビンゴゲームなどで上がる一歩手前を指す。

むむーっ。テーブルに積まれた数冊の本を前にどこから取り掛かろうと思案する私。
こういう時は取り敢えずダメそうなものから行く。ヘビーなドキュメンタリーものならいざ知らず、BL本で(良くも悪くも)後を引くほどパワーのある本はそうそう無いからだ。ダメだったら甘そうなのや可愛いっぽいので口直しすればいいや。
となると、やはり一番手はこの『傲慢~』か……。
白状します。ワタクシ数ある攻のタイプの中でも「傲慢攻」が苦手です。これに「健気受」がカップリングされると“豹変!怒りん坊将軍”になってしまいます。
「貴様~、何様だァッ(攻様です)。そこへ直れ、叩っ切ったる!!(受に向かって)お前もお前だっ。こんなヤツ相手に何をしおらしくしとる!逆襲せんかっ!!カァーーッ!ぺっぺっぺーだ!」
大人気ないですね。
しかも、めた坊を孕んでいるこの身で余り怒りまくって血圧が上がるのも好ましくない。タイトルだけなら正しくNG本です。某さんの販促活動が無かったら絶対に読まないわ。
   < 読 書 >
あ、大丈夫!っていうか、ちょっと違わない? この攻、凄く頑固で取っつきは悪いけど人を見くだすワケじゃない、意地は悪いけど人の能力について正当に評価するもの。
私にとって“傲慢”も“君主”も苦手ワードであることは措いておいても、このタイトルだと何だかお話と微妙にそぐわないような……そう感じるのは私だけ? 元のタイトルは違うというから、これは編集部の意向でしょう。 BLではよくあること、と言ってしまえばそれまでだけど。
私のセンスじゃお話にならないけど、いっその事『荒馬ならし』とかトンチキ狙いなら『バージン(処男)と荒馬』とか。 あ、元ネタが露骨過ぎます? では、次いってみよー。
   < また 読 書 ~ またまた 読 書 >
イントロが長過ぎですね、すみません。
はい、本日は「高尾理一 三本勝負」(?)です。 ラインナップは
  『傲慢君主の専属契約』(ビーボーイノベルズ/2007.12)
  『龍と仔猫』(ショコラノベルス/2006.9)
  『夜に濡れる蝶』(ショコラノベルスハイパー/2005.11)
この中で一番気に入ったのは『夜に濡れる蝶』です。なんといっても攻の、トンチキ社長 サイコー!
受の美貌に見惚れ恋に落ちる、というのはBLではスタンダード。 だから、“涙で濡れた黒い睫毛の誘惑”(これがタイトルの由来?)に抗えない、と美しく表現すること自体ははタイヘン結構、及第点である。 しかし!ボトムを脱いでの脚、尻そして濡れて透けた下着の中身にたっぷり見惚れてから言われても遅すぎると思います。
更に、拉致るようにして別荘へ来させて“ご無体”の挙句「私はゲイではない(後略)」と仰ってもねえ。
ゲイでもない人がいきなりやらやらを舐められるものでしょうか?
乳首にいたっては「いっときも早くあれを吸わないことには、飢えて死んでしまいそうな気さえする」って……、そんなものに飢えて死んだヤツがいるんかい!
そんなトンチキな言動と屁理屈で押し流して、一旦は勝者になった気になっているのもおめでたい。
トリコにしたつもりがトリコになっていて、ちょっと啖呵を切られるとオタオタと追い掛けていくさまにはたっぷりニヤニヤさせていただきました。 すっかり惚れきった受くんがいちいち美貌を褒めなきゃ、こっちはその美丈夫ぶりを忘れるくらいアナタ変なひとですよ。
それから、彼と受の「ああ言えばこう言う」のセリフの応酬(more more,please!)や、地の文のあちらこちらに散りばめられたニヤッとさせられる表現は私の好むところです。その点で三本のうち、これが一番ニヤッとさせられました(ただし、作品としての出来となるとちょっと違ってくると思います)。

初読みの高尾さん。たった三作でまとめるのは無理があるけど気付いた共通点を並べると、
① 攻はいずれもノンケの男が見惚れるような美丈夫で、やり手である。
② 攻が受を見初めて、半ばゴーインに“関係”を結ぶ。
③ 攻の言動がいちいち“オヤジ臭い”。
④ 受には、財産は無いが余人には無い美質がある。
⑤ 攻は受にメロメロだが、受は体だけでなく頭でも“納得”させてくれることを望む。
⑥ 強引にマイウェイ型の攻が強者のようだが、恋愛面については受が受け入れる形で成り立っている。
⑦えろの描写で“受の身体の一部”が女性のもののように表現される(いわゆる「やおい穴」?)。

①~④、⑥はBLの設定として珍しいものではないと思う。
⑦の項目が気になると言えば気になるのだが、今まで読んだBLにだっていっぱい登場してきたはず(ちょっと冷や汗)。 なのに何で今さら気になるのか……?
ここで思い出したのが販促活動に励んでいる某さんのお言葉 「えろが、ねちっこい」
えろがねちっこい!えろがねちっこい!えろがねちっこい!……
そうだったのか!このあたりについてはその迷いの無い感じから、高尾さん自身が「BLの様式」と割り切って楽しまれているのかも、と想像する。 だからこそ読者も照れずに楽しめるのではないか(そうだとすると「この使用方法は“その器官”の本来の使用目的と違います」というツッコミは完全に「お呼びでない」わけだ)。 いや、ホントBLには色んな楽しみ方があるよ。私もまだまだ修行が足らんな。

そして⑤、これがちょっと変わっているところかしら?
或る意味、理屈っぽーい!いや理詰めというべきか。 普通の会話にしてもそういう傾向を感じます。
『夜~蝶』でも、小林典雅さんのハイテンションな掛け合いと比べるとおとなしめの掛け合いではあるけれど、「人間なんだから人間独自のコミュニケーションツールをもっと使いましょうよ」とBL界の住人に言いたくなる時がしばしばあるだけに新鮮なのかな。
夢の世界なんだからカラダで納得すればいいじゃない?って言われそうだけど、私は頭で納得しないとカラダが拒否すると思うのです(ええ、単なる意固地です)。

三冊読んでみて、どうも“この辺り”に銀の鉱脈がありそうな気がします。
よって引き続き、高尾山踏破を目指します!



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