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「私も充分“いいトシ”なんだから、今さら青いガキ共が好いたの惚れたのと騒ぎまわるような作品はもういいわ」などと老け込んだ落ち着いたフリをするのも恥ずかしくなるような真っ向勝負のお話を読みました。
もうね、炭酸がシュワシュワパチパチ弾けちゃってんの!
屋外でまともに視線を合わせて「つきあってください」と申し込んじゃうの!
チューしただけでお互いに真っ赤になっちゃうの!
かぁーーーっ!堪らん!! 日頃、爛れた本ばっか読んでるだけにモノスゴク効くわ。

  『同級生』 中村明日美子 (茜新社・エッジコミックス/2008.2)
(今気付いたんだけど、私エッジコミックス全部持ってます。といっても全部で4冊と新しいレーベルだから、そういう人はゴロゴロいると思う。 おっと、本日のお題に戻ります)

【こんなお話】
バンドでギターをやっている草壁は楽天的なおバカのりの男子、片や佐条は繊細なタイプの優等生。
高校の同級生でありながら、タイプの違う二人には接点が無かった。或る時までは。
合唱祭を間近に控えた音楽の授業中のこと。佐条が歌っていないことに気付いた草壁は、優等生にとって歌なんかくだらないのだろうと思う。だが放課後の無人の教室でこっそりと練習している姿を目にし、思わず声を掛けてしまう「みてやろっか これから」―――

学園ものが大流行りだった時期がありましたよね。
ハジケまくってパッパラパー♪なノリのものやら、普通と見せかけてトラウマやら病気やら壮絶な過去やらがテンコ盛りの、息が苦しくなりまんねんなお話やら、とにかくバラエティに溢れていたと思うのですがへそ曲がりな私は(上記の理由もあって)何となく避けていました。一癖あるものばかりを好んで読んでいたわけです。
が、こうしたもっとも基本的な定番のお話は作者の実力が如実に表れてしまうだけに本当に難しいと思います。明日美子せんせいは、いわゆる“王道”とか“正統派”とは色合いを異にする個性派、しかし実力は充分。こういう普通のカップル(もちろん美しくはあるが)が「まじめに、ゆっくり、恋をしよう。」とのテーマ通り地道に育む恋物語を丁寧に描いていて、とても新鮮に、尚且つ面白く、更には萌え萌え!に読ませてくれました。大満足!!

だってね、本当に堪らないのよー!メガネの優等生くんの物慣れないキスシーンなんて、あぁーた、口を一文字に閉じてるのよぉー!きゃわいい……(悶絶)。最初っからねちょねちょ舌を絡めるえろえろ魔人ばっか読んでる自分が本当に恥ずかしくなるくらいウブい。そのくせ頬を赤らめた表情のエロいこと!眼つきの悪ささえ凶暴なまでの色気を感じます。
攻(予定)の草壁だってお調子者のようだけど交際を申し込む時は真剣そのもので汗をかいているのよ、青春よ!(そしてその汗を優しく拭う佐条、やっぱ堪らん!)おバカだけどおバカゆえの素直さ、一直線な想いにはグッときてしまいます。
それから脇では音楽教師のハラセンこと原学せんせいがイイ味出してくれちゃいます。大人の分別があるばかりに“出遅れ”た彼にも、幸せがやってきますようにと祈る読者は少なくないはず。こうした“まともな”大人ってBLでは珍しい気がします。これもポイントが高いです。
あ、ヒゲスキーさんには彼がアゴヒゲ付きの三十代半ばであることをご報告せねば!イイヤツです、ほんと。

今後の展開も見逃せないぜ!オススメです。


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