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ありがとう、801の神さま
本当に出ましたね、依田さんの『愛の深さは膝くらい』。早速ガツガツ読みました!
雑誌は読んでいないので単行本が初読みです。これまた依田さんらしい、じっくり読まないと色々なものを見落としちゃうようなお話。しかも進行(二人の仲)が超スロー!ううう、この続きが読みたいよう(泣)。
同時発売の『嵐のあと』(日高ショーコ)もジラジラとさせられる“ゆっくり大人ラブ”で良かったです。
『美しいこと』(木原音瀬)の面倒ごとを全て取っ払って進行を百倍早くした感じ(当社比)。しかも無駄な怒りに血圧を高くする心配もありません。時間を掛けて楽しむなら(苦しむなら)あっち、忙しい時にちょっと一服するならこっち、でしょうか。
尚、硝子さん(@これもまた愛しき日々S)のご指摘は自身眼鏡ユーザーでメガネスキーである私も見逃しておりました。そういえばデザインが違っていたような気がする…というわけで確認。
おお、確かに4本識別できます。硝子さん凄い!榊の内面についての考察も興味深いです。
では、私もひとつ(なに対抗してんだか…)。榊の時計は1本じゃないよ!このオシャレさんめー(笑)。

さて、今月は本当に出るの?と何度も花音のHPにいっているうちにようやく気付いたのが「花音DX(デラックス)」なる書籍取り扱いになるコミック誌。いわゆるアンソロか?日高ショーコさんの表紙が気になって拡大して見てやろうとクリックしてびっくり!!
<デラックスコミカライズ第二弾![スタンレーホークの事件簿][漫画]本仁 戻+[原作]山藍紫姫子>
なんですと!?そんな贅沢な企画が実現するんですか?こ、これは読みたい! 更に、
<[ツーペアシリーズ][漫画]遠上nero+[原作]須和雪里>
ほえ?「つーぺあしりーず」とな?…って……!? 思わず前月の花音DX(01号)もクリック♪
<あの話題作遂に漫画化★ツーペアシリーズ[激闘横恋慕] (漫画)遠上nero+(原作)須和雪里>
えええぇーーーっっ!!? 他の掲載作も<[ひとでなしシリーズ・社長と愉快な仲間達]高橋ゆう/[ぶらり離島逮捕の旅]中村明日美子/[乙女リーマン荘物語]夏水りつ>とある。
分かった、分かりました。買いましょう、買えばいいんでしょう。もちろん02号も買いますよ、スタンレー・ホークだけじゃなく<[巻頭&特集:禁断のドラマチックラブ]SHOOWA>ってのも気になりますからね。

……ってことで、こちらの二冊もお買い上げしてきました。
えっ、感想? そうですね、読みたかったものが読めて良かった、ってとこでしょうか(えへへ…)。
『激闘横恋慕』については、原作を読んでいる身には絵柄も合ってて読みやすいんだけど、あのトンデモナイ爆走っぷりが初読みの人にはどれだけ伝わっているかなぁ…と不安。
というのもこれは元々シリーズの三作目で、主人公・牧田章一が抱きたい!と思い詰める相手の青池亮がどんな人物かよく分かっていないと面白味が半減するのです。
例えていうなら性格は違うけど、ルコちゃんの東海林(『きみがいなけりゃ息もできない』)とか、『透過性恋愛装置』の牧田さんとか、『ロマンスの黙秘権』の深見とか、『あふれそうなプール』の木津とかを抱きたいっていう“一般人”を想像してみてください。……無謀でしょう?(笑) しかし、彼は諦めずモノスゴイ勢いでしつこくアタック!そのテンヤワンヤ(古っ)を描いたお話なのです。今後どう描かれるのか、楽しみ。
ただし、「話題作」という冠には正直なところ戸惑うばかりです。
だってルビー文庫から須和雪里さんの「ツーペアきまぐれボーイズ・シリーズ」が出たのは“ひと昔”って単位ですからね。一作目の「玉竜天心」(『激闘横恋慕』収録)にいたっては初出が小説Juneの1991年2月号(著者のデビュー作)で、今頃?と言いたくなるのも当然ではないかと。 以下、発行一覧。

 ① 『激闘横恋慕』 (1992/11)
 ② 『ミッドナイト・レベリー』 (1993/07)
 ③ 『アウト』 (1995/02)
 ④ 『ダブル・パンチ』 (1996/08)
 ⑤ 『寮長はそれをがまんできない』 (1998/03) *未読
 ⑥ 『少年純情ハート』 (1998/08) *未読
[ 蛇足 : 一作目のイラストは羅川真里茂さん(二作目も)で、三作目の「激闘横恋慕」から島田悠美さん(別名義のKレKノでブレイク)に。文庫版の①~④も島田さんだが、⑤、⑥は松本花さん ]

シリーズ名やイラスト担当者の可愛い絵柄から想像がつくように学園ものです。それも寮制のある男子校(笑)という一見“お約束”のライトBLみたいですが、作者は須和さんで掲載誌は小Jです。ただ明るく楽しい学園生活でイチャイチャらぶらぶしている話ではないのです。
須和さんの作風は、いわゆる“一癖ある”といった表現では表しきれません。そもそも人間を観察している段階で、他の人が見ていないものを見ている(見えている)のじゃないかと感じさせるようなところがあります。それは別にオカルト的な意味ではなくて、観察する時の視点とか目の付け所が変わっているということなのではないかと思うのです。思うのですが…、それに加えて発想・着想が非常にユニークなので、時にホラーでは無いのにホラーのように怖くなったりSFでも無いのに奇妙な世界に飛ばされるような浮遊感を味わったりします。おそらく読者の好き嫌いがはっきり分かれる作風でしょう。
このツーペアシリーズは割りと読みやすいと思いますが、やはり油断は出来ません。
メインCPは内部に大きな欠落があったりトラウマ持ちだったりしますし、人の心のひやりとする部分をサラッと描いたり女性との体験が出てきたりします。この辺りはBLの学園ものに慣れてしまっている方には抵抗感が大きいかも。
全体的にはコメディタッチですが話によってかなり振り幅が大きいので、どんなものでもドンと来い!という方はトライなさってはいかがでしょう。
尚、今回コミカライズされている「激闘横恋慕」は主人公・牧田章一の爆走ぶりを楽しむコメディなので、そのおバカっぷりはイタイけど痛いことは無い、はず、たぶん……(なにぶん記憶が/汗)。

須和雪里さんをもっと読みたい方は、ルビー文庫(角川書店)の
・ 『タブー』 (93/01)/ 『サミア』 (93/11)/ 『あいつ』 (94/05)/ 『夢の宮 光の宮』 (95/05)
などがオススメ。いずれも世界がズレたような奇妙な味やおかしさ、コワさ、もの悲しさといった須和テイストが味わえると思います。
ツーペアシリーズの味に近いのは邪悪な少年・赤川と熱血キャプテン・星野のCPによる「いいからほっとけ!シリーズ」かな?こちらは、『キャプテンにおまかせ!』 (96/02)/ 『おまえに三行半!』 (96/11)/ 『おでましキューピッド』 (1997/09)の三冊(いずれもルビー文庫。『おでまし』はたぶん未読)。
もうひとつ「爆走ボーイズシリーズ(『誰にもやらない』 (96/03)/『エンドレス・キス』(97/04)/『ロンリー・ダイナマイト』(97/08)) ルビー文庫」も同系統かと思うのですが、こちらは未読です。
そして、ご紹介しておきながら申し訳ありませんが、これらは全て絶版状態になっていますので、読みたいなと思われた方は古書店で気長に探してみてください。

絶版に加えて、ここ数年商業では新作を発表されていませんよね?須和さんの作風がメジャーなBL路線では全く受け入れられなかったことは、かつて作品を楽しんだ読者にもよく分かります。佐々木禎子さん(同じく小Jで特異な作風だった)がスイッチを切り替えられたように須和さんは切り替えられなかったし、切り替える必要も感じなかったのかもしれません。或いは同人活動などをされているのでしょうか?何にしてもこのまま埋もれてしまうには惜しい個性の持ち主だと思えるのです。ご本人にもう書きたいものが無くなってしまったのなら別ですが。
もしかしたらこのコミカライズは新しい形での復帰の第一歩なのでしょうか。それとも……自身の作風が存分に活かせる全く違うジャンルで、ペンネームも替えてゾクゾクするようなお話を書いてらっしゃると想像するのは夢を見過ぎでしょうか―――。
思い掛けないお名前を思い掛けない誌面(だって花音ですよ?)で拝見し、記事が爆走したことは春だから、と笑ってください。ちょっぴりおセンチなのも春のせいさっ☆



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