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   東京国際レズビアンゲイ映画祭 (LGFF)   7/13(日) 於:新宿バルト9

『シェルター』 ( 『Shelter』 2007/USA)
―――青い波の上で夏が始まるサーフ&ラブ・ストーリー!
オレンジ・カウンティ、カリフォルニア。アートカレッジへの進学をあきらめ、姉と5歳の甥との暮らしを支えるためダイナーで働くザック。彼の平凡な毎日を変えたのは、小説家・ショーンとの出会い。失恋から立ち直るためLAから故郷に戻ってきたショーンはザックの優しさに惹かれ、すぐに意気投合。海でサーフィンを楽しみ、ビールを片手に互いの作品について語り合いながらふたりは恋に落ちる。西海岸の眩しい太陽の下、悩み、迷いながら自分の道を選んでいく青年のフレッシュな夏物語。(プログラムより抜粋)


俳優のルックス良し、風景良し、音楽のセンス良しと来てお話も良かった!鑑賞後の後味も良くてとっても爽やか~♪観ていてカリフォルニアの空と海の青にこちらも染まりそうな気すらしました。
但し、ストーリーは爽やかな恋愛話オンリーというわけではなく、主人公ザックの“身動きの取れない状況”がかなりの比重で描かれています。それがベースにある上での恋愛なのでラブラブ・バカップルもののような能天気な雰囲気はありません。ストーリーや設定は全く違うのですが何故か、うえだ真由さんの『8年目の約束』を思い出しました(もっとも湿度は断然低い)。

尚、コピーにも取り上げられているサーフィンは日常の楽しみとしてまるで日課のように出てきますが、ザックがそれ以上に情熱を傾けているのが絵を描くこと。一人コツコツ作品を描くだけでは飽き足らず、町のあちこちにささやかな作品を残すことで絵画表現への強い欲求を発散しています。
このストリートアートが素敵です。よくある訳の分かんないロゴ?サイン?みたいなものではなく彼が住む町の風景をステンシルにしたもので、塀や壁に小さな窓を設けたよう。これは彼の心境や現状を象徴的に表していると思いました。
こうした丁寧な描写が積み重なった真面目な(でも説教臭はない)作品なので“ぽるの”的な興味で観るとガッカリでしょう(笑)。何しろラブシーンでも主にバストショットで、ヤバイポーズも無しなのです。これなら清らかなお嬢さま方でもダイジョーブ、一般映画として公開しても無問題じゃないのかなー?そう考えちゃうところが既にズレてるのか(爆)。
機会があったら是非観ていただきたいオススメの作品でした。


『チュエカタウン』 ( 『Boystawn』 2007/Spain)
―――イケメン不動産屋にご用心。ママを狙う殺人鬼かも!
マドリードのゲイのメッカ、チュエカタウンに住む“熊系”カップルのレイとレオ。そんな彼らがひょんな事から出会った、不動産屋ビクトル。ジムで鍛えたマッチョな体に高級スーツを着こなすビクトルには、実は恐ろしい秘密が…。彼の野望はチュエカタウンをおしゃれに開発すること。その目的のため、この一帯に住む邪魔な老婆たちを、殺し回っているのだ!サイコキラー・ビクトルの次なる標的はなんとレイのママ。熊系カップルはママを救えるのか!?楽しくてちょっぴり怖いブラック・コメディ!(プログラムより抜粋)


ほんっとにクマカップルだった!
レイは安○大サー○スのクロちゃんを甘めのマスクにした感じで、ホンのちょっとオネエフレーバーが掛かっている(声は普通/笑)。レオは坊主頭のPバロッティが物凄くむさ苦しくなった感じだし。
この熊たちが人目もはばからず始終いちゃいちゃチュッチュやってるんです!ママの前でもです!!そしてサイコキラーに狙われるレイのママがこれまたキョーレツなの!
愛する息子がゲイなのはしょうがないとしても相手のレオが気に入らないっていうんで徹底的にイビリ倒す!!『老舗旅館の嫁に来い!』(小林典雅)のオヤジにはそこはかとなく愛があったけど、こちらはもう本当に容赦がありません。こんなにキョーレツなママがそう簡単に殺されるとは思えないですけど(笑)。とにかく強烈で濃い~いんです、何せ女としても現役ですから!
そして息子はママ大好き、ママさいこー!って調子だからレオはどんどん追い詰められていく。サイコキラーとの対決の前にこのカップル別れちゃうんじゃないの?ってくらい深刻な嫁姑騒動に発展しちゃいます。
一方のサイコキラー・ビクトル。何だかサイボーグじみたキ印野郎で手前勝手な理屈で老婦人たちを殺していく。コイツはちょっと笑えねーって感じ。クマカップルとは対照的です。

作品の体裁としてはサスペンス・コメディで、それなりに笑えるしハラハラします。が、裏テーマは母子関係ですね。
実は嫁姑問題を抱える主人公たちの他に連続殺人事件を追う刑事が登場するのですが、これが母(上司)と息子(部下)。母は離婚後女手一つで息子を育てあげ、レイ・ママとはタイプを異にするものの強い個性の持ち主です。息子は陰に隠れてひ弱な感じの若者で思い込みの強い母の捜査に振り回されているカタチ、しかしゲイタウンに出入りするうちに徐々に変化していき……という自立のドラマが挿み込まれているのです。ええ、もちろんコメディですから“自立”がどんなものなのかは言わぬが花ですね(笑)。




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