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   東京国際レズビアンゲイ映画祭 (LGFF)   7/19(土) 於:青山スパイラルホール

『ヒストリー・オブ・ゲイシネマ』 (『Here's Looking At You, Boy』2007
                             /Germany,Netherland,Finland,Australia)
―――映画ファンなら見逃せない!“ゲイ映画”のカミングアウト
1995年に製作された『セルロイド・クローゼット』はハリウッド映画において同性愛がオープンに描かれなかった歴史を検証した。それから13年、『ヒストリー・オブ・ゲイシネマ』は約20年前から現在までに同性愛を描いた映画の数々をふりかえる。『マイ・ビューティフル・ランドレット』から『ブロークバック・マウンテン』まで、より自由で幅広い表現について、ガス・ヴァン・サント、ティルダ・スウィントン、ジョン・ウォーターズ、フランソワ・オゾンといった豪華な顔ぶれが証言する。(プログラムより抜粋)


ハリウッドだけではない各国の“ゲイが登場する作品”を、映画関係者に語らせるドキュメンタリー作品。
この映画関係者がプログラム紹介通りの豪華さ!“ちょっと一言”ではなく、かなり本音に近いところをガッツリ喋っているようで驚く。
ただ語られる映画の大半が未見なので、観ていたらもう一歩奥が分かったのに~!と悔しい気分もちょっぴり味わいました。しかし普遍的なことや示唆に富んだ内容の話がたっぷりなので作品的には無問題です。むしろ盛り沢山な話を覚えきれない鳥頭がうらめしい。
取り上げられる数々の作品の中には『アナザーカントリー』や『マイ・ビューティフル・ランドレット』、『マイ・プライベート・アイダホ』といった懐かしい作品があり、その映像にあらためて歳月の経過を感じた。同時にゲイの描かれ方の変遷(*)を知って更に感慨を深くする。
かつて“おのれの意思に正直な女性”は悪女で、ろくな末路を辿らない…として描かれてきたが、ゲイも同様。「死ぬか発狂する」しかない存在として描かれてきたという。
その点において、先祖がえり(?)して恋人を死なせた『ブロークバック・マウンテン』は評価しない、とキッパリ言ったゲイの監督の言葉にハッとなった。日頃、「死にネタは辛いわ~」と外からの目線で話していたことが、当事者にとってはどういうことなのか?ヒヤリとさせられた。
また、宗教が絡んでの話となると、無頓着な日本人のひとりとしては唖然呆然、彼我の感覚の違いに驚くばかり。実に濃密な、お勉強の90分間でした。

ちょっとカタくなってしまって面白くないので、作中で知った情報をひとつ(ミーハー…)。
R・ふぇにっくすは同性愛経験があったそうだ(監督が本人から聞いた)。本人がゲイなのかは不明とのこと。あの当時の彼のチャームを思い浮かべると物凄く納得できる。つくづく早世が惜しまれる(合掌)。

* この辺り及び関連の映画についてはナンシー☆チロさん@『ミケランジェロ広場の午後』のブログが詳しいです。宜しければ コチラへどうぞ(丸投げスマンです!)


『シェイクスピアと僕の夢』 (『Were the World Mine』2008/USA)
―――憧れのイケメンをゲイに!? 超ポップな“真夏の夜の夢”
夢みる男子高校生ティモシーはミュージカルが大好き。学校の授業でシェイクスピアの『真夏の夜の夢』の妖精パックを演じることになったティモシーは、台本に出てくる伝説の媚薬のレシピを偶然見つけてしまう!まずは薬で学年の人気者ラグビー選手を自分に夢中にさせ、ティモシーの次なる野望は…町全体をゲイ・フレンドリーにすること!世界各国の映画祭で数々の賞に輝いた、観たらゼッタイ幸せになる、ホットでキュートなハートフル・ミュージカル。(プログラムより抜粋)


ちゃんとミュージカル・コメディになっていました(笑)、ただし……。
通常、ミュージカルというのはどこでも歌うわけではなく、感情が盛り上がったところ(思わず、泣いたり叫んだりするような)で泣いたり叫んだりする代わりに、歌い上げるのだが。
この映画は主人公が妄想を始めるとミュージカル・シーンになるのだ!
妄想こそ一番テンションが上がる、というのはどっかの○女子みたいだな(笑)。

冒頭のドッジボール・シーンから大方の話の流れ、結末は予想がつく。が、これはこれで正解だと思う。何故ならこの作品は難しいことを考えず“若くてカワイイ男子”を存分に楽しむためにあるのだ☆
中でも主役の男の子が意外な美声と歌の上手さ(同行者よりクレジットに役者の名前があったとの報告。吹き替えじゃないのか!)でミュージカル・シーンを支えていて大健闘している。
ところで話の流れの予想がつくのも道理、ストーリーの骨格はまんまシェイクスピアの『真夏の夜の夢』で、学園内、やがては町中を巻き込んでの騒動も全部“想定内”。惚れ薬なんて荒唐無稽なものも含めて全てがこの古典のファンタジーを基にしている。
そこへ更にゲイのファンタジーを投入している(ピチピチしたグッドルッキンなオトコのコたちが半裸で歌い踊る!)わけだもの。そりゃ楽しいよねー(笑)。
同時にこれは「若いオスの妄想力をなめんなよ!」ということでもあると思う。
学園内のみならず町中を騒動に巻き込むほどの強いリピドーがイジメられっ子に潜んでいた、というのはちょっと『キャリー』を連想する。
ラスト、夢から醒めた人たちが一様に柔らかな表情となっていた辺りは、監督が世間に望む願望(ゲイを容認して欲しい)を秘めているようで少々せつなかった。

主人公ティモシーの歌がとにかく良かったのでサントラが聴きたいんですが出てないのでしょうか?
甘い歌声とポップなメロディにオンナだって(!)めろめろよー!(笑)




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