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どうも最近BL小説に手が伸びないなあ、なぁーんか胸の辺りがつかえているような感じなんだよね…
てなわけで、こんな時に重宝なのが剛しいら作品。
胃薬扱いするわけじゃないけど、どんな時でもスルッと読める、もたれない。自分のBL気分(どんな気分だ)がニュートラルになるような気がするのだ、曖昧で抽象的な理由で恐縮ですが。
おまけに、一体どうしてこんなに書けるの?と言いたくなる様な多作(それでいて一定品質を保っている!)なので、ノロノロ読んでる私にとっては汲めども尽きぬ泉のような有り難い作家さんである。
近刊の『レッスン ディープ ラブ』(『レッスン マイ ラブ』の続編)と既刊の『カフェラテの純愛』を続けて読んだ。

ショタはあかんと言いながら『レッスン マイ ラブ』(23歳×14歳!/こちらの内容についてはゆきのこさん@現代日本BL文学入門の記事をご参照ください)を読んでいるあたり、いかに剛作品を信頼のブランドと考えているかが分かるというもの。
さて、バレエ留学に失敗した美晴くんは地元のいかにもアブなさそーな高校に進学、そこでも可愛い顔と物怖じしない態度に魅了されたコワイ先輩に目を付けられて…と、いつまでもお子ちゃまバージョンの話ではいられない展開になってきて、つ・い・に!!
とはいえ彼らはまだまだ発展途上、これからも、いえこれからがタイヘンになるのだと思う。攻の服部くん同様、常に前向きで元気な美晴くんとはこちらもじっくりとお付き合いしていきたい。今後も続きを楽しみに待っているので、もえぎ文庫さん頑張って存続してね(レーベル変わる度にアレコレ変わるのは勘弁して欲しい)。

『カフェラテの純愛』(2006年5月刊行)、これはお茶シリーズっていうの?(シリーズを全部読んでいないので)今頃読みましたが、読んで良かった!
これも私の好きパターン(年下×年上)とは逆。それどころか38歳×19歳のダブルスコアです!
でも嫌な感じは無い。それは攻の高宮が相手の嫌がることをしない本当の紳士だからじゃないかと思う。そして相手の若さに対して少し臆病になっているところもGOOD。やっぱ歳が行けば行ったなりに色々慎重になるのは当然でしょう(38歳はまだまだ若いですが、これはBL年齢なので、リアルなら40代後半以上では?)。決してヘタレではなく攻めるべき時は素早く行動しています。こういう攻オヤジなら良し!
お話は久し振りの日本に戸惑い、自分の居場所が見つからない高宮が、偶然入ったカフェで楽と出会うところから動き出す。
―――顔以外に唯一露出している楽の手は、官能の入り口のようで、高宮は沸き起こる自分の欲望と、戦わなければならなかった。―――
初対面の楽に魅了されたものの、人恋しさのせいだろうと自制している高宮に火が点く瞬間をこう語られて、思わず、キたーーっ!と叫んでしまった。
こういう文章が他から浮かずに読者の期待を高めてくれるのは手練のワザと感心する。
剛作品の中では糖度も高いし、するっと読めてしまう(約200頁)ので濃い作品に疲れたときなどいいんじゃないかな。まさしくカフェラテの優しさですね。

ところで剛作品について、余りにもあっけなく交際が始まってしまうことに違和感を感じる方もいらっしゃいますよね。そういう方は二人が思いを通じさせるまでの過程をもっと楽しみたいのでしょう。
それも分かります。そういうお話は上手く語られると本当に胸がキュンキュンしますもの。
ただ年長組になった今しみじみ思うのは(鳥頭なので理解が遅い)恋愛は結ばれてからがタイヘンで、取り扱いも大切なんだなあ、ってことです。結婚というカタチがない同性同士だと尚更なのでは。
考え過ぎかもしれませんが、関係をより良くしていこうという気がないと維持することすら難しくなるよ、ってことを剛さんは手を変え品を変え仰っている気がします。逆に言うとキッカケは何でもいい、とさえ思ってらっしゃるのかなー、とも(笑)。
ロマンス重視派には物足りないどころか夢も希望も無い話をするなー!と怒られてしまいそうですね。
すみません(ぺこり)。
それでも私はこういう“恋愛の、その先”、のお話も読みたいんです。
剛さん以外ではこうしたお話を書かれる方が少ないのが残念だなと思っていますが、今後は変わっていくのではないかしら。
更には、おそらくBL読みの年齢の上昇と共に「年長者が年少者に熱烈に愛される」お話が増えていき、いつの日か「年長者同士のカップルが越し方を振り返り自分たちの恋愛と人生を肯定する(或いはリセットして別の相手を選択する)」お話も登場するのではないかと考え、期待しています。
もちろん、BL小説として面白くなくっちゃダメですよー!? 来たれ、シニア・ラブ!!
(既にこんな作品があるよー、というタレコミも歓迎でーす!)



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