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むかーし昔、マンガ本たちは現在のように緊縛シュリンクされていませんでした。本屋のオヤジのはたき攻撃をくぐり抜けての立ち読みは昔のマンガ小僧には当たり前の日常、私も例外ではありませんでした。というのも当時の大人の多くはマンガ自体をとても低く見ていて子供にはなるべく読ませたがらず、我が家でも月に一冊買ってもらうのが限界だったからです(もちろん立ち読みが良い習慣とはいえませんが)。
そうして読んだマンガの中に、どうしても忘れられず単行本になるのを心待ちにした作品がありました―――

『ジョカへ・・・・・』 大島弓子
 全1巻/小学館フラワーコミックス(1975.08)<別冊少女コミック 1973年4,7,9月号掲載>

【あらすじ】
幼くして両親を亡くしたシモンは同い年の娘・ジョカを持つおじ夫婦に引き取られる。両親は仕事に忙しく、幼い二人は寄り添って育っていく。それは同時に幼い恋を生み育てることとなる。
シモンがジャン・クロードと決闘することになった時も、ジョカは心配の余り父の研究中の薬を彼に飲ませてしまう。だがそれは力を強くするものではなく性転換を引き起こしてしまうものだった。泣く泣く留学と称して外国へ渡るシモン。
――7年後、留学先で死亡したとして消息を絶ったシモンが戻って来る、ただし女性のソランジュとして。卒業を待ってジャン・クロードと結婚するジョカを祝福するためだった。
転校生として現れたソランジュ(シモン)の美貌に色めき立つ男子生徒たち。それは幼い頃の親友・ピエロと、ジョカと結婚間近のジャン・クロードも例外ではなかった。
ソランジュの登場とジャン・クロードたちの変化にジョカも疑問を抱き、混乱し始める「彼女は何者か」と。次第に精神的に追い詰められていくソランジュとジョカが最後にとった行動は……。

幼い時を共有した二人の純愛に、SFチックな展開を絡ませた佳作。30年以上も前の古い少女まんがですが、時代設定などを特に説明しなくとも読めると思います。
雑誌掲載1回目で、男の子が女の子になってしまう展開に興奮し、次の掲載を待ちに待った(3ヶ月!)ガキンチョの私に、更なるショーゲキを与えた作品でもあります。
なぜって……
「ええーーっ!?主人公の女の子じゃない元・男の子を好きになるの?
 しかも男の子かもしれないと思いつつ!?」
大人語に訳すとこう  
「シモンがソランジュとして再登場した当初、ジャン・クロードは単にソランジュの美貌に迷ったかに思ったのです。が、ソランジュの正体を疑い出しても、知った後も、ソランジュに魅かれることが止められず苦しむ姿が物凄く印象に残りました」
そうです、私はシモンとジョカの恋の行方よりジャン・クロードの気持ちの方が気になって気になって仕方なかったのです!(笑/どーゆー子供だ)
もっとこういう話が読みたーーい!!
かくして私は「男の子と男の子が妙に仲のいい話」を無意識に探すようになったのでした…。

今回、久々に読んで「少女まんが読み」としてはともかく「腐女子」としては間違いなかった(笑)、と確信いたしました。こうもいえるでしょう。
この作品は私にとって「腐の芽生え」を促した記念碑的作品である!と(繰り返しになりますが、もちろん普通に読んでも充分にステキな少女まんがなんですよ)。
マンガ・小説を問わず、皆さんにも心の奥にそんな「記念碑」がおありなのではないでしょうか?


<補足記事有り→コチラ



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