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『麗人Bravo!09春号』を飢えた狼のようにガツガツと読んだ。
元々は『子連れオオカミ』の続編『オオカミの血族』の更なる続きが読みたかったので購入したのだが、私にとってはとても満足のいく一冊であった。
お目当ての作品の作家・井上佐藤さんの他に国枝彩香さん、深井結己さん、明治カナ子さん、山田ユギさん、そして吉池マスコさんの作品が読めて幸せ~♪

以下、未読の方にはナンノコッチャなプチ感想を述べると―――

・ 井上佐藤 『オオカミの血族 最後の楽園』
ああぁーーん、物足りない!いや食い足りないと言うべきか。もっともっとミッチリねっちりタップリこの“一族”の話が読みたいのよ!! 親世代の話で一冊、次世代の話で一冊くらいのボリュームで描いて欲しいくらいです。子供を交えての騒動などネタはいくらでもあると思うんだけどなあ。ああモッタイナイ。
( ↑ これは好きな作品ゆえの我儘、尽きせぬ欲望の垂れ流しです。スミマセン)

・ 国枝彩香 『春に孵る』
少女も登場させての「凶々しい話」(作者後記より)。私の地雷ネタも出てくるのだが、不思議と拒絶反応は出なかった。『耳たぶの理由』が物足りなかったドロドロスキーだからなのか?短編だからか?

・ 深井結己 『ぎこちないけど愛だろう』
『そろそろ気づけよ』(麗人3月号掲載)の続きだった! 前作が受視点で、何となく両思い?を示唆するエンディングだったのに対し、攻視点で二人がしっかり結び付くまでを描いている。(実は恋愛には)真面目な二人に幸いあれ! “従弟のミネでスピンオフ作品”に1000点(←古っ)。

・ 明治カナ子 『地獄行きバス』
おどろおどろしいタイトルで出口なし!なのかと思ったら、意外や じんわりと読ませるお話だった。
攻は受に「インテリアや洋服みたいに/俺にもっと執着してよ」と言う。攻は受を真っ直ぐに愛し、彼の人となりをよく分かっているが、こういうものにこだわることが彼の表現方法なのだということは理解できない。物に頓着しない攻(たぶん)にとってはただの執着や見栄にしか思えないのかもしれない(もちろんソレもあるが)。受は大事なインテリアを「(攻が)好きそう」ということで決めて、揺るがない…ほどに愛しているというのにねえ。まあ、それが伝わらなきゃ何にもならないか……。今回の騒動で、受も自覚出来たので、今後はもうちょっとうまくやっていけることでしょう。

・ 山田ユギ 『ひとりよりさみしい』
ユギ・ファンにはすっかりお馴染み(?)裕くん中2の初恋を描く――もちろん相手は慎ちゃん。
苦い。始めから二人の関係は哀しみが道連れだったのだ。二人のその後は推して知るべし、だ。
お話とは別に驚いたのが、これが15ページで描かれたものだということ。話の展開・内容の密度が高い、濃いのだ。やっぱり上手いなあ!明治さんのタイトル絵抜き・33ページも過不足なく描かれていて上手いと思ったがこちらは驚異の詰め込み方だ。これを読んでしまうとゆきのこさん「(井上佐藤は)もう少しうまくなる余地がある」という言に、“まだ伸びしろがある”という以上の意味を感じてしまう(勝手にごめんね、ゆっきー)。もっとも、BLコミックでもこのクラスの作家は数人しかいないのだが。

・ 吉池マスコ 『花びらのゆくえ』
我的プチ・サプライズだったのは吉池さんの作品も前号の続きであったこと。
その前号掲載の『花とおじさん』で吉池作品の面白さに目覚めたので、おじさんと拓くんのカップルにまた出会えたことはちょっと感慨めいたものがあった。
ところで、これを読んで“泡の国”の店長さんが気になって仕方がなくなった。
店長さんはおじさんから、若くて可愛い恋人と付き合うことの喜びと不安を聞き、素晴らしいアドバイスと励ましをした上でさりげなく系列店の名刺を渡すという実にナイスな行動をしてくれるのだ。
彼は前作にも登場し、やはり“お困り”のおじさんに「ショック療法」といって別の系列店の名刺を渡したり、“お守り”をくれたりした。が、私の方がその時点では吉池作品を読んでいなかったので特に気に留めなかったのだ。
しかし『ベイビー カム ヒア』、『パパがあいしてる』を読んだ今となっては気になる!気になりますぞー。
で、この3冊を引っ張り出して読み返してみた。 結論から言うと“店長さん”はボブではないかと思う。
『兄バカ』、『兄バトル』(共に『パパがあいしてる』収録)ではマネージャーだったボブ、ジョージ(店長)からは「バカ」呼ばわりされていたボブがこんなに立派になって!(感涙) まあ、本当に店長に昇格したのか、単におじさんが勘違いしているのかは分からないが。
論拠の一つは、“泡の国”の看板が出てくること(『花と~』では見た目と業種しか共通点はなかった)。
ただし、以前は横書きだった看板が縦書きになり(キャスターまで付いている!)、何故か店名の「英」の字に被って「Oっぱいフェア実施中」の張り紙がしてあるので「国館」しか見えないという間抜けっぷりである。うーむ、今でもジョージからは「バカ」呼ばわりされている気がするぞ。
更に、オフにはジムに通っているようだ。おそらく、千尋ちゃんが「ボクシングやっててメチャメチャ強かった」と自慢気に話していたのを元カレから聞いたせいだろう。実に健気な涙ぐましい努力である。
さて、これだけでは証拠として弱いですか?

すっかり吉池さんに嵌まり、着々とコンプ中であるのだが、正直なところ最初は購入をかなり迷った。
というのも吉池作品に多く登場するヤンキー系の方たちの言動やセンスに全然ついていけないからだ(これが小説で、大人のヤクザ辺りならなんとか。ビジュアルが無くとも子供のヤンキーは…/汗)。
しかし読んでビックリ、吉池作品に登場するキャラたちの言動は全く気にならなかった。苦手の下ネタも同様。何でなんでーーっ?! 恋するキャラたちが意外に純情だったり、健気だったりするから? それとも絶妙なユーモア・センスのおかげ? 或いは所々で漂う四畳半的所帯臭さが私の苦手部分を打ち消してくれているのか? うーん、分かりません。
分かるのは吉池作品は面白いということと、何となくほっこりするところがあって好きだということ。
決してガッツリえろに幻惑されたわけではありません! ええ、ありませんとも!!
(もちろんそこもステキなんですが……/涙)


PS も一つ分からないのが観月さんのお国言葉は何処のものかってこと。
   九州のどこかじゃないかと思うんですけど。



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