2017.07 «  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  » 2017.09

スポンサー広告  --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
高遠琉加さんの『甘い運命』を読んだ。
ナルナルこと『成澤准教授の最後の恋』に続き、『愛と混乱のレストラン』スピンオフ作品とはいえ、そうそう好調が続くかと期待値を上げてなかった。しかし読後数日経っても余韻が消えず、再読。
どうやら本当に高遠さんは“波にノった”ようだ。

主人公・一(イチ)の生い立ちと“事件”を起こした顛末が描かれた序盤、その後、元担任の湯原に赤ん坊(海ちゃん)との共同生活へ引き込まれ彼らとの生活に癒されていき、やがてはその甘い感情に苦しんで……、そうした展開にもおかしなツッコミを入れることなく素直に読み進めた。
しかもBLでは(滅多に)泣かない私が読書中、そこここでメソメソする有り様。泣いたことが無いわけじゃないけど、こんなにも“あちこちでメソメソ”は初めてじゃなかろうか。
子供効果か?とも考えたが子供を使うというのは飛び道具みたいなもので強力なのは確かだが、使えば百発百中で当たるというものではない。やはり一と湯原と海ちゃんの話が渾然一体となって分かち難いからこそ物凄く効いているのだと思う。
BLとしては珍しいラストがまたいい。幸せなのにじんわり涙ぐんでしまった。

さて、高遠さんのことを波に乗ったと形容したが、それって実はとてもコワイことだと思う。永遠に続く波なんて存在しないからだ。
別の言い方をすると
 <いい感じの作家だが「これぞ!」という作品が無かった → 大当たりキたー!>
という状態であり、その後
 ① → <生み出す作品に(ほぼ)ハズレ無し>
 ② → <アタリが数作しか続かなかった>
①、②のどちらとなるか、分からない時期といえる。
願うのはもちろん①、波に乗ってるなどという一時的なものではなく「化けた」と明言できる作家さんになって欲しい!以前の原生林みたいな作品も好きでマニア心としてはひっそり愛でていきたい気持ちもあるが、せっかく多くの方の目に留まり作品を評価されるようになったからにはその力量を確かなものにして欲しいのだ。
大当たりを取った後の作家さんに対しては期待値も高まりファンの目も厳しくなりますが、ヘンに固まらず尚且つ妥協せず書き続けてくださることを願ってます。
あ、何だかファンレターみたいになっちゃった(赤面)。

それにしても、一はなかなかのお買い得物件である。
いざとなると実行力もあるし何せ若いので体力もありそう。おまけに料理もデザートも出来るよ!
これは「攻」としてかなりポイントが高いのではなかろうか。
何よりね、一途で誠実!相手に対して手を抜かないよ、こういう人は。
ってことは湯原が着実に開発されていくだろうことは想像に難くない(ソッチかーい!)。
そのうちフェロモンだだ漏れ状態になって同僚や生徒を悩ますことになりはしないかと余計な心配をしてしまう(飛躍し過ぎ?)。
まあ、その時はきっと一がしっかり対策を練って、がっちりガードすることでしょう。
お幸せに!(笑)



管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。