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ヲタ話よもやま  2010.03.11

20XX年某月某日―――
うーん、よく寝たわ。 天気は快晴、いい気持ち!
あ、そういえばとうとう今日からあの条例が施行されるのね、うふふふ、気持ちも快晴ね。
これでようやくあの気持ち悪い話が発禁処分にされるんだもの、お祝いしたいくらいだわ。
だいたい、幼女を拉致して行き場所を無くし軟禁状態にした挙句、犯しちゃうなんて人のすることじゃないわ! それだけじゃ飽き足らず人妻だろうが何だろうがお構い無しに犯しまくる男のどこに愛があるっていうのよ! 絶対におかしい!! ケダモノ以下の所業じゃない! あんなシロモノが名作として認められてるなんて状況がおかしかったのよ、いい気味だわ。
あー、これで清々しくて爽やかな物語だけが世の中に残るようになるのね、サイコー!
きっと世の中はもっとずっと良くなるわ……。

20XX年から更にX0年後――― 某国、某大学内にて
「Oh!Mr.イシハーラ、貴方はGENJIストーリーを読まれてないの? 貴方のお国の代表的古典作品ではないですか! 外国の文学を研究するにしても自国の文化は大切ですよ、もっと広く様々な書物に触れるべきです」
「ですが先生、我が国の図書館にはこちらの千万分の一ほどの本も無いんですよ? 読むべき本は全て読んだはずですがそんな作品は知りません」
「何ですって! 日本人がGENJIストーリーを知らない!? そんな馬鹿な!!」



以上はもちろんフィクションです(それこそ出来の悪いシロモノですみません!)。
しかしフィクションとばかり笑っていられない事態への第一歩となりそうな条例が可決されそうな雲行きとなっており<政治の話はしない>と決めていた管理人の心を覆しました。

それは「東京都青少年健全育成条例」改正案です。

条例で規制の対象となっているのはマンガやアニメ、ゲームなどのキャラクターで、管理人の駄文のような“文学”は現時点では含まれておりません(管理人の駄文を文学と言っているわけではありません、為念)。
しかし「非実在青少年」という概念は、主観によっていくらでも恣意的な解釈が出来るものであり、施行された暁には如何なる運用がなされるのか分からない恐ろしさがあります。
私自身つい最近知り、条例独特の文章に頭が追いつかないので分かりやすく説明されているところを張っておきます(リンクさせていないものについてはご面倒お掛けしますがコピペでお願いします)。

概要については
・【重要】都条例「非実在青少年」の規制について(藤本由香里氏・評論家) http://twitpic.com/176xew
・東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト http://mitb.bufsiz.jp/

私たちに出来ることってあるの?
「非実在青少年」規制問題・対策まとめ (http://hijituzai.ehoh.net/)

子供を守ることは大事、でもそれはこういうやり方でいいの?
・声優・池澤奈々さんのブログ記事 http://halunahime.blog13.fc2.com/blog-entry-145.html

お友だちのブログでも
・日々是BL(あねこさん) 【緊急!】「東京都青少年健全育成条例について」
・30半ばにしてやおいにハマる(lucindaさん) 「どうなる、BL」
・グラスエイジ(ヒトコさん) 『非実在青少年』規制を考える-その- (3/19追記)
・水中雑草園(ゆちゅらぶ♪さん) 東京都青少年健全育成条例改正案のこと (3/19追記)

あねこさんも触れていますが「東京都の話だから自分は関係ないよ」と思われるのは拙速に過ぎます。
先ずは多くの方にこの問題を知っていただき考えてもらい、賛成・反対の意思はともかく行方を見守っていただきたいです。
これは私たちの趣味に関わることはもちろん、子供たちの未来や日本の文化にも大きく関わる問題であると思います。


【追記】
その後、ぽつぽつと報道も出始めましたが、児童ポ○ノのことかとミス・リーディングされかねないヘッドラインも見受けられます。
ネットでも各所で記事が挙がっており、特にこちらのサイトが様々な引用も含めてよくまとめてあると思います。 但し、色々詰め込み過ぎて、超々長~~~いので、<①お時間のある時に読まれる ②先ずは要領よく選択して読まれた後、残りを追ってゆく>ことをお薦めします。
「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?

また、バーバラ片桐先生が、都議会を傍聴されての報告記事をご自身のブログに上げられています。
東京都議会・総務委員会(3月18日)傍聴に行ってきたよー!

更にこの問題に特化したブログを開設なさったBL作家さんもいらっしゃいます。
LOVE&PEACE 東京都青少年健全育成条例に関する反対意見など

私の記事は状況が不明な時に危機感に駆られて書き上げたもので、杞憂に過ぎると一笑に付される内容かもしれません。 憲法で保障された<表現の自由>を脅かすような事態にはなりっこないと言われれば、そうかなあ…とも思ってしまいます。
しかし条例改正案を提出してきた方たちの問答を見聞きすると更なる不安が増すばかりです。
これは本当に青少年-子供たちのための条例改正案なのでしょうか?
「健全な青少年を育成するため」に“世の混沌とした部分全て”を無いものにする(隠す)、果たしてそれで児童並びに青少年が自分で考え、判断する力を育んでいけるものなのでしょうか
<表現の自由>の問題を含め、私たち大人はよくよく考え、慎重に判断しなければならないのではないかと思います。



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